7.みのさんのおかげです。(撮影編)
お昼の番組、「おもいッきりイイ!!テレビ」で、
新島産くさやと、当店のくさやを食べ比べる機会がありました。
(2,008年5月23日11時55分〜放送)
その時私が感じた、新島産くさやと八丈島産くさやの違いをご紹介したいと思います。
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私が感じた、新島産くさやと八丈島産くさやの違い。
それは、
一、香り
二、風味
三、鮮度
四、干し加減
そして
五、発酵の違い
すっぱみのある臭いは、当店の匂いとは全く異なるものでした。
焼く時の香りは当店でもドアを閉めてしまうほど・・・
通常、噛めば噛むほど味わいがでるくさやですが、噛めば噛むほど
感じる違和感。それは舌の側端で感じる酸味が原因だとわかりました。
身の硬さは干し加減にもよりますが、肉質の鮮度差が感じられます。
地元で獲れる鮮魚は、やはり身の柔らかさが違いますね。
一番感じたのは、発酵の違い。
八丈島産くさやは発酵したくさや菌が魚に染み込むことでその旨みを
醸し出します。新島産くさやは魚自身も発酵している。そんな感じを
受けました。
まさに、カルチャーショック。
驚きました。
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子供達が撮影のために集まってくれました。
当店のくさやを出すと、
「おいしい!」
「くさや、いつも食べるの?」
「うん。食べる!」
「お父さんは?」
「お酒飲みながら、つまみに食べてる!」
山盛りにあったくさやは、あっという間に減っていきます。
「血合いが美味しいって知ってた?」
「血合いって?」
「これだよ。」
「あっ、うまい!」
「でしょ〜血合いは焼きたての温かいうちが美味しいんだ。」
さすが島っこ。
「じゃあ、こっち(新島産)のくさやも食べてみて。」
「しょっぱい!」
「くさい・・・」
「食べ慣れると、大丈夫だと思うけど・・・でも食べ慣れてる(当店の)がいい。」
「飲み込めない。..」
「手が臭くなる。」
子供達の感想は、ストレートですね。
子供達の食べてる様子を見て、ふと感じました。
新島産のくさやは、塩水から発酵をし始めたその過程のくさや液では
ないだろうか?くさや液の発酵と言うには、まだ成熟仕切れていない。
そんな思いがよぎりました。
それに比べ八丈島産くさや液の発酵は、とても上品に思えました。
進化したくさや液。
と言えるかもしれません。
お客様が来られました。
「新島産のくさやを食べてみて。」
「新島のくさやは臭いんだよね。」
ひとつ、口に運ぶと、
「やっぱり臭いが違うね。」
「ですよね。」
「それぞれの島の味は、違うからね。」
そうなんです!
伊豆諸島には、それぞれの島に伝わる独特の味があります。
臭い、風味、食感。
それぞれの歴史、風土により、くさやの製造過程は微妙に異なる道を
歩みました。
それぞれにくさや風味は進化していったのですね。
昔ながらのくさやも、鮮魚より鮮度のよい究極のくさやも
いずれもうまい。
そう感じずにはいられません。
今すぐ、八丈島産くさやを食べたくなった方はこちら。
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