一、蔵出し熟成姿焼きくさや
熟成蔵出しくさやを、あなた様に代わって
くさやの旨さを知り尽くした長田が
腕によりをかけ焼かせていただきました。
くさや大好きなあなたさまへ
「お父さん今晩くさやを焼こうか?」
「食べたいけどまた近所から・・・・」
「今日はくさやで一杯やりたいね」
「でも今の時間じゃ焼けないよね」
「お母さんまたレンジでくさや焼いたでしょう! もう」
「だって夜中しか焼けないでしょう」
「今日送られてきたくさや焼いてよ」
「え! 今から? めんどうだな」
くさやを食べたいけど
近所のことを考えると・・・・
焼くのが面倒だ。
なんて思っているお客様が、意外と多いことが分かりました。
くさやのおさだです。
実は以前より試作していた姿焼きが、やっと完成したました。
くさやは、一夜干しと熟成蔵出しの二種類があります。
一夜干しとは、網に干してから一晩乾燥したくさやを指します。
この時点ではかなり柔らかめの仕上げとなります。更にもう半日
乾燥させますと、身が締まることにより干物として最高の艶を
醸し出します。また味が表面に凝縮されるので噛んだ瞬間の
味わいが、口全体に広がります。
「うまい。」
残念なことは、この最高の輝きを作りたてのみでしか見られない・・・
ことですね。
熟成蔵出しとは、できたてのくさやを急速冷凍し、更に熟成させた
商品となります。急速冷凍することにより、細胞の分解を最小限に抑え
できたての新鮮さを保ちます。ここから-30度の冷凍庫でじっくりと熟成
させます。ほんのわずかですが隣あった細胞が少しずつ馴染んでいき
ます。少しずつ少しずつ・・・それはすでにミクロの世界。
ただ確実に、味は変化していきます。
一つ一つの細胞が個別の味を醸し出すのではなく、それぞれが
慣れ親しんでいくことにより、大変まろやかな味になります。
「絶品。」
実はこの味、昔からくさやを堪能しているお客様のみがご存じ。
「くさやは寝かすことにより、その味を整える。」
暴れ馬をなだめるような・・・
昔ながらのくさやとは、まさにこのことですね。
最高級の青むろくさやをそのまま姿焼きに
焼き方も二種類用意しました。
私の好きなふっくらやわらかい、ソフトタイプ。
じゅくりしっかり焼いた、ハードタイプの二種類でございます。
食べる時は、袋のまま湯煎していただくか
身をほぐしてから電子レンジで人肌に温めるといいでしょう。
その時間も待てないと言う方は、そのままどうぞ。
では、食べてみましょうね。
そうそう、最近知った食べ方なんだけど
和からしやマスタードに少し醤油をたらしてつけてみてください。
一口噛んでみると、からしの辛さ
がくさやの旨みを引き立てるのが分かりますね。
ご飯の時は、ご飯を多めに用意してください。
ビールの時は、ビールを多めに用意することをお勧めします。
どうですか?
焼く手間がはぶけても、味まではぶきません。
いつでも食べたい時に食べられます。
もう一つ、まだくさやのおいしさを知らない人に
教える時にも便利です。
なぜか? なんと言っても焼かなくていいからね。
|
|