ミクとパパの卒園旅行!

パート(3)


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キャラクターとミク
キャラクターとミク


ファストパス

 何もわからないミクとパパは、ワールドバザールの店並みに驚きながら奥へと進んだ。
 急に現れた広場にビックリ。
 「うわっ!」驚くミク。
 「どこに行けばよいのやら・・・」さまようパパ。
 とりあえず二人はトゥーンタウンの方向へ歩いた。

 すると、なにやら行列が。
 「プーさんのハニーハント、ファストパス最後尾はこちらです。」
 「あっ、ミク並ぼう。」
 ミクママが話していたプーさんのハニーハント。はじめにファストパスを取りなさいと言ってたっけ。

 ところが長〜い行列に、ミクもパパもうんざり。
 「あのロケット、なぜ誰も乗ってないの?」
 「まだ早いからよ。」
 周りの親子の会話からもわかるように、こんなにすいてるのに、こんなところで並んでていいの?

 右に曲がると次はUターン。次は左に曲がり・・・果てしなく続く行列。
 ようやくファストパス発券機が見えたと思ったら、そこから右に曲がる列。
 ディズニーランドにとって常識的である、この列の長さを初めて体験した二人はまるでさまよう子羊のようであった。

 やっと発券機に到着。数台並ぶ中、一番左端の発券機にパスポートを入れた。
 「ミク、下からでてくるチケットをとって。」
 「うん。」
 ようやく入手したファストパス。並んでいる時には、「たぶん夕方ぐらいの時間になります。」との説明でしたが、かいてる時間は11:50〜12:50。

 とりあえず1個のアトラクションに入れることがわかりホッとしたパパでした。



イッツ・ア・スモールワールドの前にて ・ はじめての乗り物にニッコリ 
イッツ・ア・スモールワールドの前にて はじめての乗り物にニッコリ

ポップコーンワゴン

 「ミク、次はどこいこうか?」
 「ポップコーンが食べたい。」
 「えっ〜、そんなのあとでいいよ。一杯人も並んでいるし。」

 実は先ほどまで、ポップコーンワゴンに誰もいませんでした。
 予備知識のないパパはとんでもない間違いをおこします。このとき買っていれば・・・


 ミクと二人ではいったのは、プーさんコーナーというプーさんグッズ店。
 たくさんのプーさんにビックリ。
 真っ先に、目にはいったのは、Tシャツでした。
 「ケイちゃんにこれ買っていい?」
 プーさんの大きな顔がプリントされたTシャツに、ミクの目は離れません。

 「じゃあ、ママに電話して聞いてみよう。」
 「うん。」
 
 『ミクが、ケイちゃんにTシャツ買いたいって言うんだけど。』
 『ミクの好きなもの買わせてあげて。』
 『わかった。』

 「ミク、いいって!」
 「やった!」
 「どれにしようか?」
 「うう〜ん。これ!」
 「じゃあ、ミクの分も買っておそろいにしよう。」
 「ミクのは、これぐらいかな?」
 「ミクは120だからこれだよ。」

 プーさんのシャツを手にすると、レジカウンターに向かった。
 中はすいていて、すぐ会計をしてくれた。
 「朝、早かったの?」
 ミクはとまどいながらうなずいた。

 「初めてなものでよくわからなくて・・・」
 「今日はこれから混みますよ。」
 「えっ、まだ増えるのですか!」
 笑みをこぼしながらうなずくと、「ファンタジーランドですと、たくさん乗り物もありますし、お子さまも楽しいと思いますよ。ピノキオもあちらにありますし。」
 「ありがとう。」


 「ミク、まだたくさん人が来るんだって。早くみたいものみようか!」
 「いこう!」
 まずは、隣にあるイッツ・ア・スモールワールドへ。
 3度目の順番待ちに、ミクもパパもようやく慣れ笑顔で待てるようになった。

 水の中に浮かぶ船に乗ると、ミクもにっこり。
 思わずピースサイン。
 ♪世界はせまい・・・♪
 今を考えさせられる歌がおもちゃの世界にありました。
 

 「ミク、次に何か見たいものある?」
 「ポップコーンがいい!」
 (苦笑)
 「じゃあ、いこうか!」
 「やった!」

 プーさんの蜂蜜入りポップコーン。
 パパはこんなに人気があるとは知らなかった。さっきより長い行列が。
 なんと並ぶこと30分以上・・・
 
 ようやくミクが待ち望んだポップコーンが手に入ります。
 「ミク、せっかくだから2個買おうよ。」
 「そうだね。」

 早速口に入れると、「美味しい!」
 蜂蜜ののったところが特に最高!
 プーさんのスーベニアバケットにこの味。ミクがほしがるはずですね。


 

ディズニー気分!
ディズニー気分!


 次に二人は、マッドハッターへ。
 ミッキーの帽子に名前を入れてもらえるので、早速中に入った。
 「ミク、これがいい!」
 「赤とピンクがあるよ。」
 「ピンクがいい。青いのはケイちゃんね。」

 自分の物を選び終えると、次には必ずケイちゃんの分も。
 ケイちゃんも連れてきた方が良かったかな?

 ミクとケイちゃんの名前を入れてもらうと、ミクは完璧にディズニー気分。
 頭にはミニーの帽子。肩からかけるプーさんのスーベニアバケットでハイポーズ。(カシャ)


 「ミク、一番大きなお馬さんに乗りたい。」
 目の前でくるくる回るキャッスルカルーセルで並ぶことしばし。
 

 
 


つづく

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