ミクとパパの卒園旅行!

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 先日、ミクは3年間通った保育園を卒園しました。
 入園する年の1月に川崎病に罹患。あまりのつらい体験にその年の3月。パパとミクは旅行に出かけました。
 多摩動物園に行き、レッサーパンダと初対面。とても嬉しそうな笑顔は今でも忘れられません。ただ当時の写真を見ると、顔がふっくら。明らかに川崎病の影響が見られます。本当に大変だったんだな〜とつくづく・・・

 心臓が心配で走る事も慎重だったミク。今では全速力で駆け抜けるほど元気になりました。^^

 卒園したミクとパパは再び旅行に出かけました。
 はじめは動物園と水族館の予定でしたが、いつの間にかディズニーランドへ変更。あまりの急な変更にチケットもないまま出発!計画未定の旅行は・・・大丈夫かな?



2003年3月31日(月)

 朝、パパの次に目覚めたのはやっぱりミクだった。
 「おはよう!」
 「・・・」
 寝ぼけ眼のミクは、まだまだ眠いみたい。(^ ^)
 「東京に行くよ!」
 「うん。」

 パパは朝からパソコンに向かい、地図を検索していた。実は4月1日の1デーパスポートを入手するため、日比谷の東京ディズニーリゾ−ト・チケットセンターの場所を確認していたのだ。
 「ミク、パスポートが売り切れだったら、動物園か水族館だからね。」
 「うん。わかってる。」
 楽しみにしてるからこそできる返事。買えるといいな・・・


 朝8時25分。自宅出発。
 ママとケイちゃんに見送られる中。9時10分発の飛行機で東京に向かった。

 早起きだったせいか、ミクは若干不機嫌になり睡魔が・・・。
 「シンデレラ読んであげようか?」
 「うん。」
 ほんの40分のフライト。飛行機はあっという間に羽田空港に到着した。

 羽田空港では、警備員?の方がニコニコして迎えてくれた。
 「ミク、こんにちはって。」とミクに勧めると、ミクはおもむろに右手を挙げ、敬礼!
 警備員の方も吹き出しそうになりながら、ミクに向かって敬礼!
 ミク、お巡りさんと間違えたみたい。(^O^)


 二人はモノレールで浜松町に。コインロッカーにとりあえず荷物を預け、早速日比谷の東京ディズニーリゾ−ト・チケットセンターに向かった。
 有楽町駅に着き、日比谷口をでた。そこでパパは道を間違えた。(>_<)
 左に曲がるはずが右に・・・不安なミク?
 道路標示を発見し、ようやく現在地を確認すると、パパの頭に朝のパソコンで検索した地図がひらめいた。
 「ミク、わかった。こっちだ!」
 300m程よけいに歩いたミク。もう疲れ切った顔だ!

 横断歩道を前に、「ミク、あったよ!」
 ミッキーの絵が描いてあった水色の入り口が、ミクとパパを待っていた。
 カウンターはすいており、「すいません。明日の1デーチケットがほしいのですが?」
 「ディズニーランドですか?ディズニーシーですか?」
 「ディズニーランドです。」
 「はい、ありますよ。」
 「大人1名、子供1名お願いします。」
 「はい。」

 「ミク、買えたよ!」
 隣にいたミクがニッコリ笑った。今日一番の笑顔だった。(^O^)
 カウンター越しのお姉さんも思わずニッコリ。
 「楽しんできてくださいね。」



チケットセンターをバックに
「パスポート買えたよ!」ミク。
パスポート買えたよ!



 時間を見ると、11時20分。
 12時からミクの大好きなドラえもんの映画がはじまる。

 「ミク、ハンバーグを買って映画館に入ろうか?」
 「うん。」
 念願のチケットを手にパパとミクは、近くのファーストフード店に。
 「ミクは何が言い?」
 「ポテト!」
 「じゃあ、ミクの好きなベーコンが入ってるハンバーガーのセットにしようか?」
 「うん。あとコーラね。」

 映画館までは駅を挟んで反対側にあり、歩いて10分もかからなかった。
 「ミク、ドラえもんの絵がほら!」
 「ほんとだ!」
 約600席ある映画館。パパとミクは1列貸し切りでした。

 パーマンがはじまると、ミクは乗り出すように前傾姿勢に。
 パパは睡魔で背もたれに・・・
 「ママ寝ちゃったよ。」後ろの席のお母さんの声。みんな一緒だね。(^ ^)

 待望のドラえもんがはじまるとミクにパパは必要なかった。
 「フー子!」のび太の声が映画館に響くころには、館内は静まりかえっていた。
 そしてエンディング。もちろんゆずの♪またあえる日まで

 子供達の歌声があちこちで聞こえます。
 もちろんエンディングが流れおわるまで、席を立つ人はいませんでした。


 パンフレット、大きなコインを購入するとミクは大満足。
 もっと買いたかったみたいだけど、これからもう一つ行かなければいけない所があるので自粛しました。
 「ミク、おもしろかった?」
 「パーマンがおもしろかった!」
 ちょっと長すぎたドラえもんに、ほんの少し疲れちゃったみたいでした。(^ ^) 


 


映画ドラえもん! ・ パパが3年前手術したお鼻の病院
ドラえもん見たよ! 病院の前にて



 映画館から地下鉄駅に向かった。
 左が銀座駅、右が日比谷駅。地下鉄がよくわからないパパは日比谷駅に。
 ところが乗った列車が向かう方向は銀座駅(>_<)
 これなら銀座駅に歩いた方が距離も短く早かったのに!
 ミクは歩き疲れて。。。

 東銀座で浅草線に乗り換えると、京成曳舟まで。
 実は、日比谷線と浅草線の乗り換えは、ディズニーランドに行くための予行練習もかねていた。

 さて今日最後の目的地、増田耳鼻咽頭科に向かった。
 ここは3年前、パパが蓄膿症の手術をした所だ。1月に手術の予定がミクの川崎病で1ヶ月遅れに。
 そして3年前ミクと旅行にきたときもここに立ち寄った。懐かしいね。

 「ミク、ここ覚えてる?」
 駅から病院までの道のりをミクに尋ねると、「覚えてるよ!ちょっとだけだけどね。」
 最近鼻づまりがひどく頭痛持ちのミク。今日はパパと一緒に診察してもらいました。

 病院の受付に行くと、すぐに以前お世話になった看護婦さんがきてくれた。
 「3歳のミク、こんなに大きくなりました。」
 「大きくなったね。」
 かわらない看護婦さん、とても嬉しかった!

 鼻の方は、成長期によるもので心配ないとの事。先生に説明していただき超安心。
 これで明日のディズニーランドを楽しめます!


 病院をでると16時過ぎ。
 「ミク、お腹すいた?何か食べる?」
 「何か飲みたい。」
 「喫茶店ないんだよね。じゃあ、ampmのアイス食べようか?美味しいよ。」
 「え〜座れる所がいい。」
 「ホテルまで今度は同じ電車だから、そこで座って食べよう?」
 「うん。」

 半分嫌そうなミクでしたが、ampmにはいり、美味しそうなイチゴパフェを発見。
 レジでだされたイチゴパフェを見て、「えっこんなに大きいの!」
 思わずミクもニッコリ。「ミクが持つ。」

 電車はすぐに到着。大門駅まで約20分。のんびり二人で時を過ごしました。



カギはミクの係りね。 ・ 待ちに待った晩ご飯。
カギで開けるよ! 美味しいね。


 やっと島嶼会館に着いた。
 島嶼会館は伊豆諸島の方が優先的に利用できるホテルで、とっても安い。
 レストランは3階。お風呂は地下。そしてトイレと洗面所は各階で共同。

 プライベート感のなさは、お値段と各島々の人の良さで十分補われる。
 ちなみに二人の一泊のお値段は計8100円!

 早速エレベータに乗ると、浴衣姿のおじいさんが。
 「あっ、ミクお風呂入ろうか?」
 「今誰もいないから貸し切りだよ。」おじいさんの言葉に、
 「すぐはいろう!」
 「はいろう!」
 エレベーターを下りると、ミクはおじいさんにバイバイ!

 503号室。
 これがミクパパがお世話になるお部屋だ!
 部屋を空けようとすると、 「ミクがやる!」
 「じゃあ、カギはミクの係りね。」
 「うん。」最初は手こずりながらもガチャガチャ。

 お部屋は畳で、お布団が二つ。テレビも付いてテーブルも。
 「わ〜い。ひろ〜い!」
 6畳間だけど、ミクとパパには十分の広さだった。

 早速地下のお風呂へ。
 「パパ、どこを押すの?」
 エレベーターのボタンに興味いっぱい。
 「これ(B)を押して。じゃあ、エレベーターもミクの係りだよ!」
 「いいよ〜」すっかりその気のミク。

 お風呂に入ると、「あつ〜い」
 な、なんと温度計は46度! 
 何でこんなに熱いんだ!たくさんの水を入れたけどあまりに熱くて、早々に二人で上がった。
 でも歩き疲れた二人には、とてもリラックスできたお風呂でした。


 晩ご飯はレストランで!
 ミクは刺身定食。大好きなお刺身をペロリ。
 今日はじめてのゆっくりした食事に満足そう。
 「寒かったから、ちょうどいい。」とおみそ汁を飲んでしまうと、二人で部屋に戻りました。


 

眠くなったミク。
寝よう・・・


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