テレビから
以前、NHKでアトピー特集が放送されました。
アトピーの原因、そして対策。見た範囲ですので誤りがあるかもしれませんが、ご紹介しますね。
@かゆみ及び炎症のメカニズム ダニ等のアレルギー物質 → 肥満細胞からヒスタミン放出(かゆみの元) → 白血球の増加(炎症)
上記のことを説明しますと、アレルギー物質と出会うことにより、肥満細胞からかゆみの元となるヒスタミンがたくさん放出されます。ヒスタミンの放出により、有害物質を撃退しようと白血球が集まってきます。 このサイクルが続くことにより、ヒスタミンの増加、白血球の正常細胞への過剰攻撃となり、かゆみは続き更に皮膚には炎症がおこるそうです。
A神経細胞
この番組で、一番興味深かったのは、皮膚内部にある神経細胞についてでした。 本来、私たちの神経細胞は表皮より内部にあるそうです。 ところがアトピー体質の神経細胞は、表皮まで伸びているため、アレルギー物質に対し過敏に反応するそうです。また、極度の乾燥肌により、皮膚の隙間からアレルギーが侵入しやすい。
これではアレルギー過敏もうなずけますね。
Bではこれらの症状を克服するには?
皮膚に水分を!そして保湿!でした。 シャワーを浴びたあと、わずか1〜2分で乾燥肌にもどる肌を保湿するには、シャワーを浴びた直後の脱衣所や湿度の高い場所で保湿剤を塗る事だそうです。
Cステロイドとの付き合い方
ステロイドの利用法として、長期使用しないことをあげていました。 危険だから少なく塗るのではなく、適量をきちんと塗り回復させる。 十分の保湿を行い、症状が悪くなりはじめたら、軽めのステロイドで短期間回復。
適量とは、光ってる状態でしたから、本当に多く感じました。 医師にきちんと相談し、納得できるまで聞くことが大事だとか!
D最後に、5番目の病院でやっとよくなった患者さんのお話です。 自分の掻いてる時間をノートに書く。 右腕5分。左耳3分・・・
5番目の病院でよくなった患者さんは、かゆくなくとも無意識にかいてる時間があったことを述べています。 かゆいから掻くではなく、かゆくなくとも掻いている。 今ではその行動が無くなり、よくなったそうです。
今、アトピー体質をなおすことは難しいようです。 でもその対策はできる。
番組で教えていただいたように、頭で描くように行動できるにはなかなか難しいようです。
こうすれば症状がよくなるではなく、こうすれば完治する。 早くそんな日が来るといいな。
番組を見終わり、そんな感想を持ちました。 (2003,05,23)
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